健康は「目的」ではなく「手段」である

提言;健康は「目的」ではなく「手段」である

以下は健康に対する提言です。

健康を維持するのはあくまでもゴールのための「手段」であり、ゴールは個人の多様性のなかで、夢や希望、価値観を実現させたり、企業や会社の価値を高めたりすることにあります。

人は健康であることが生きる「目的」ではないはずです。健康の先にあるゴールを意識することが最も重要であり、ゴールのために健康でいたいと願い、各自が生活改善を実践しようと思えるのです。

またゴールを得るには日々の健康管理や医療機関への受診、健診や人間ドックの受診など意識改革や行動変容が大切です。

現在、健康に関するテレビなどのメディア、サプリメントなどのヘルスケア産業は「健康を押し付ける」健康議論に偏っていて、それに人が振り回され、ゴールはどこにあるかを見失う傾向にあるのではないでしょうか。

言い換えればゴールがあれば無理に健康にいいことだけを行う必要はなく、またゴールを見ずに単に健康だけを維持することがいいわけでもないと思います。

人の行動変容には5つのステージがあります。無関心期→関心期→準備期→実行期→維持期です。食事制限が続かない、ある健康にいいと報道された食品摂取が続かないなどありますが、さほど健康に関心がない人がいきなり情報を得ただけで実行維持しようとするのはちょっと無謀です。自分の心や価値観、費用を考えてよく準備をして覚悟し実行するかあるいはしないのが肝要と思います。

一方ではやはり健康な状態を維持する方がゴールを叶えやすいことも事実です。

ご高齢の方が「生きる価値を見いだせない」と時々口にされますが、それはとりあえず痛みがなくしんどくない状態でいたいという望みが高すぎて、その先のゴールへの気持ちが低いからではないでしょうか。どんな小さなことでもいいのでゴールを意識していけば、少々痛くてもしんどくても医療に頼り切らずに生きていくことができる面もあると思います。

いつも機嫌良く元気そうに振る舞い、人のいいところを褒めて励まし、応援や後押しするだけでも家族や他人(社会)を元気にする効果があり、それは大切な高貴なゴールであると私は思います。またそのゴールへの気持ちは死ぬ直前まで持ち続けることができると思います。

高田達良