コラム
2023年8月1日
歯周疾患スクリーニング検査
歯周病とは
歯周病は、細菌の感染によって歯茎が赤く腫れたり、歯を支えている骨を溶かしていく病気です。
成人のが歯周病に感染していると言われ、歯周病が歯を失う原因で大多数を占めます。
しかし歯周病は、初期の段階では自覚症状があまりなく、自分でチェックするのも難しいため、自分が歯周病であると気づかない人も多くいます。
「歯周疾患スクリーニング検査」とは
歯周病の重症化予防をするには早期発見が重要です。
そこで、唾液を使用して歯周病の状態を唾液中のヘモグロビン・乳酸脱水素酵素の数値で確認し、歯周病リスク検査ができるのが「歯周疾患スクリーニング検査」です。
●ヘモグロビン:血液中の赤血球に含まれるタンパク質です。唾液中のヘモグロビン濃度を測定することで、歯肉からの出血具合を調べることができます。
●乳酸脱水素酵素:体内の組織が損傷を受けた際に血液中に放出される酵素です。唾液中のLD濃度が高ければ、歯肉炎の進行により、細胞が損傷を受けていることが疑われます。
自覚症状がないので、なかなか歯医者に行くことが出来ない方も手軽に受けていただけます。
【検査料金】
2,860円(税込)
【お勧めする方】
・口腔内の健康状態を知りたい方
・口内炎ができやすい方
・口臭が強い方
・歯茎が腫れている方
・糖尿病の方
・肥満の方
・動脈硬化の方
・心臓疾患をお持ちの方 など
【検査方法】
約5分間付属のガムを噛みながら、唾液をコップに出してためていただきます。
【検査結果】
後日郵送にて検査結果をお送りいたします。
【検査からわかること】
・噛むという日常行為での出血の有無
・炎症の程度で歯肉炎の有無
・歯周病のリスクを把握
【検査の注意点】
・唾液採取前2時間は、飲食・歯磨きはしないでください。
・口内炎などで出血がある場合、正確に検査ができません。